親指シフト最優先!


20年来の親指シフターである。
ワープロ専用機からパソコンへの移行(1999年)まで
ずっと足踏みしていたのも、親指シフトが原因である。
初めて買ったパソコンは富士通製(である必要はなかったのだが)。
キーボードも親指シフト専用のもの。IME富士通のOAK。


その後は「通常キーボード+快速親指シフト」→「Japanist」へと変わり、
今は、Mac(Panther/Tiger)+TESLAで快適に親指シフト入力している。
OSのバージョンが上がっても、まずはTESLAが動作するかどうかを確認しないと乗り換えられない。


たまにWindowsマシンしかない環境で実習をしなければならなくなって、
プロジェクタを使って、人前でローマ字入力をするときは冷や汗ものである。
情報の教員がローマ字入力する際に小さな声で「イ、ン、ター、ネッ、ト、は」などと
ブツブツつぶやきながら入力している姿は、かなり恥ずかしい。


でも、もうローマ字では日本語の文章を打てない体になっているのである。
親指シフト入力の場合は、まるで文字を書くように、あるいは言葉を話すように
何も意識しなくても体(指)が動いているのだけれど、
ローマ字入力の場合は、頭の中で一度日本語をアルファベットに翻訳してから
指を動かしている、という感じなので、まともな文章なんて書けやしない。


何度かローマ字入力でメールを書いたことがあるけれど、
まるで電報のようにそっけなくて、自分の言葉だという実感がまるでなかった。


今、親指シフト入力システムは風前の灯といった現状である。
いつの日か親指シフトの灯が消えてしまったら、
僕はブログを書くことをやめてしまうことになるだろう。